次男が年中の時に、保育園に来ていた療育関係の方に発達障害の傾向があることを指摘され、年長の時に、こども医療センターにて「発達障害の疑い」という診断を受けました。
次男は癇癪もちで、こだわりが強く、周りが見えなくなるくらい集中しすぎる特徴があり、大変育てにくいなと思っていたので、正直「あーやっぱり。。」というのが感想でした。
発達障害とは?
生まれつきのもので、行動や情緒に特徴があります。
発達障害の中には、大きく分けて自閉スペクトラム、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害などがありますが、同じ診断でも、症状や特性の出方が人それぞれだったりします。
主な特徴としては
<自閉スペクトラム>
相手と目を合わさない、指さしをしない、後追いが見られない、言葉の発達が遅い、こだわりが強い、
癇癪もち、集団が苦手、相手の気持ちを読み取れない、感覚が過敏などがあります。
<注意欠如・多動性障害(ADHD)>
落ち着きがない、順番を待てない、過度なおしゃべり、人の遊びなどに割り込む、整理整頓が苦手、忘れ物が多い、話しても上の空のように見える、自分の気持ちをコントロールしにくいなどがあります。
<学習障害>
知的な発達は問題がないが、読み書き計算など特定のものが困難です。
大変気づかれにくい障害です。
「発達障害の疑い」とは?
次男の場合は「発達障害の疑い」いわゆる「グレーゾーン」と呼ばれるものでした。
保育園からの指摘がなければ、ただ「育てにくい子」というだけで気付かないまま小学校に入学していたと思います。
でも、発達障害の傾向があるのを親や周りが知っているのと知らないのとでは全く違います。
特に小学校入学当時は、担任の先生にも特性を伝え配慮していただいてました。
さて、次男の傾向としては
- 目線が合いづらい
- 癇癪もち
- 話していても聞いているのか聞いていないのか分からない時がある。
- 好きなことへの集中力がすごい。周りが何も見えなくなってしまう。
- こだわりが強い
- 段取りを崩されることが苦手
- 忘れ物が多い。注意してても忘れてしまう。
- 集団が苦手なので友達関係もあまりうまくいかない。
- 大きな音が人以上に苦手
といった傾向がありました。
特に癇癪がすごくて、一時はこちらがノイローゼになるかと思ったくらいです。
たいていは段取り通りに行かないことへの癇癪、ルーティーンと違うことが起こったときにとてもひどくなりました。
例えば、ブロックで一緒に遊んでいても、ヘタに手を出すと思った通りでないので癇癪を起します。
お友達ともこれで良くもめます。衝動的に手が出ることもありました。
一見ただのわがままのようですが(私も診断前はそう思っていました)、彼の「特性」なのです。
翌日の予定も当日変更があったりすると、気持ちの切り替えが難しくなります。
対処法は?
療育センター及びこども医療センターの医師から言われた対処法を紹介させていただきます。
①段取り通りに行かない、ルーティーンを崩されるのが苦手ということについては、
今後の見通し、これから予測できることを予め本人に伝えて心の準備をさせておくこと。
お菓子食べたら虫歯になるといけないから歯磨きしようね、保育園から帰ったら最初にお風呂に入っ
てからご飯食べようね、そうしたらその後遊べるねとか、明日はここに行く予定だけど天気によって
は違うところになるかもしれないよなど、他愛もない、普通の子ならそこまで声かけしなくてもいい
ようなことでも、逐一これからのことを伝えて動いてました。
これには大変効果がありました。本人も先の見通しがついているので安心なのか、癇癪の頻度がかな
り減りました。もっと早く知りたかったです(^^)
②感情のコントロールが難しいため、特に怒りについて衝動を抑える練習をすること。
月1回、保育園で「心を落ち着かせる方法」いわゆるアンガーマネジメントを学ぶ時間があり、それ
を家でも実践していました。
怒りを感じたときは、まず深呼吸をしてゆっくり10数えるといったものですが、大人でもかなり難
しいです(笑)
年長から始め、徐々に暴力の回数は減り、小学校に入学してからは一度も友達に手を出していません。回数を重ねるごとに、自分の気持ちが落ち着いてから相手に言葉で伝えられるようになります。
③朝のお仕度がスムーズにいかない場合等、朝一で何でもいいので何か一つ褒めてあげること。
朝がうまくいくと、一日中スムーズにいくことが多いとのこと。
その日によってムラはありますが、いい気持ちでスタートした日の方が一日問題も少ないように感
じます。
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このように特性や対処法を親が知ること、理解すること。また保育園・小学校等周りの大人にも理解をしてもらうことで、周りとの関係も良くなり、本人も生きやすくなります。
特にグレーゾーンお子さんは、特に小学校へ上がると人数が多いため周りの理解を得られにくく、理解してもらうのにも時間がかかるかもしれませんが、先生に特性を伝えておくのは重要だと思います。
知ってるのと知らないのとでは、生徒への接し方も違いますしね。
もし同じような特性のお子さんがいましたら、ぜひ実践してみてください。
ママも子供もハッピーになれますように。
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